エラーメッセージを表示させる JavaScript
JavaScriptで起きたエラーに対処するためには、エラーメッセージを表示させる必要があります。各ブラウザでどのように表示をされるのか紹介します。
今回使用するソースコード
今回は下記のソースコードを使用します。アラートに「Hello World !!」と表示させる、お勉強用でおなじみのソースコードです。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" /> <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" /> <title>Hello World</title> <script type="text/javascript"> //<![CDATA[ window.alert('Hello World !!); //エラー箇所 //]]> </script> </head> <body> </body> </html>
ただし、文字列を表す「'(シングルコーテーション)」が抜けている記述ミスがあり、ブラウザで実行するとエラーになります。さて、各ブラウザでこのエラーに対するメッセージを表示確認するにはどうしたらいいのかやってみましょう。
FireFox でエラーメッセージを表示
FireFoxで表示させてもJavaScriptの構文エラーが起きているのでアラート表示はされません。そしてその構文エラーに対するエラーメッセージもでません。
エラーの確認方法
メニューバーの[ツール]→[エラーコンソール]でエラーメッセージを表示します。
エラーコンソール画面にエラー内容が表示されます。
エラーリンクをクリックすることで詳細箇所が表示されます。
FireBug でエラーメッセージを表示
FireFoxの拡張機能であるFireBugでのエラー確認方法。
FireBugを表示させ、[コンソール]タブを表示させます。もしここでコンソールが無効化されていたら、有効化します。
コンソールを有効化した直後はエラー内容を表示しませんので、ページを再読み込みしましょう。
エラーコンソールの時と同様にエラーリンクをクリックすることで詳細箇所を表示します。
Internet Explorer でエラーメッセージを表示
Internet Explorerで表示させると、ページ下部にあるステータスバーの左にエラーが起きていることを表す「!」アイコンが表示されています。
エラーの確認方法
「!」アイコンをクリックするとエラーメッセージを表示します。
エラーメッセージ内の[詳細表示]ボタンを押すとエラー箇所を指摘してくれます。
ページ表示と同時にエラーメッセージを表示させる場合は、メニューバーの[ツール]→[インターネットオプション]を選択します。
「詳細設定」タブのブラウズカテゴリにある[スクリプトエラーごとに通知を表示する]にチェックを入れます。
ただ、この設定を行うとエラーを見つけるたびにエラーメッセージが表示されるので、インターネット閲覧時には非常に鬱陶しいです。制作時のみチェックを入れたほうがいいと思います。
Safari でエラーメッセージを表示
Safariで表示させてもJavaScriptの構文エラーが起きているのでアラート表示はされません。そしてその構文エラーに対するエラーメッセージもでません。
エラーの確認方法
[Safari設定アイコン]→[メニューバーを表示]を選択します。
メニューバーの[編集]→[設定]を選択します。
[詳細]アイコンをクリックして表示される画面の[メニューバーに"開発"メニューを表示]にチェックを入れます。
メニューバーの[開発]→[エラーコンソールを表示]を選択します。
リソーストラッキングの画面が表示された場合は[常に有効]を選択して[リソーストラッキングを有効にする]ボタンを押してください。
エラーコンソールアイコンを選ぶとエラーメッセージが表示されます。
エラーリンクをクリックするとエラー内容の詳細を表示できます。
Google Chrome でエラーメッセージを表示
Google Chromeで表示させてもJavaScriptの構文エラーが起きているのでアラート表示はされません。そしてその構文エラーに対するエラーメッセージもでません。
エラーの確認方法
[Google Chrome設定アイコン]→[ツール]→[JavaScriptコンソール]を選択します。
JavaScriptコンソールが表示され、エラーメッセージを確認できます。エラーリンクをクリックすることで詳細箇所を表示します。